連載05.クラウドの種類について
このブログの記事は、公開されている2月7日の記事「クラウドのすすめ」から、クラウドについて連載中です。
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クラウドストレージの種類だが、実は何気なく利用している物もあり、多くのサービスがある。
プロバイダーのメールはパソコンのメーラーである「Outlook」や「Mail」等のアプリケーションにダウンロードして利用することになるが、GmailやYahooなどのメールは、着信通知から既読の処理、フォルダの移動、削除などメールアプリで処理したとおりにメールサーバー上でも振り分けてくれる。
例えばiPhoneなどで作業すると、その内容がパソコンで見た場合も反映されている。
これも、クラウドと言っても良いのではないだろうか。
さて今回は一般的に言うデータの同期またはバックアップが出来るサービスの中で、アプリケーションを使用して動作することが出来る以下のサービスを選んで試してみた。
Dropbox (Drop box)
Sky Drive (Microsoft)
Yahoo Box (Yahoo Japan)
EverNote (Evernote Corporation)
Sugar Sync (BBソフトサービス)
iCloud (Apple)
G-Drive (Google)
K-Drive (KINGSOFT)
N-Drive (NHN)
この他にもプロバイダーが運営しているもの、パソコンメーカーが運営しているもの、サーバー会社が運営しているものなど非常に多くのクラウドサービスが有るのだが、一般的に名前が知られている&無料で利用出来るものから幾つか選んだ。
無料で利用出来る容量は大きく違ってくるのだが、容量が大きければ良いという訳では無く、それぞれ動作の違いを生かして用途に応じた使い分けをすると、とても便利なアイテムとなってくれる。
極端に言えば、自分でサーバーを構築すると言う方法もあるが、まずは無料で使えて良く耳にするサービスからまとめてみる事にしよう。
クラウドサービスへは通常、ブラウザからアクセスする事も出来るのだが、アプリケーションが有るものは、それをインストールして利用する方が簡単で便利に使える。
まずは一般的なものからまとめてみよう。
アプリケーションをインストールすれば、同期専用のフォルダ(ディレクトリ)が作成されるものが多い。DropboxやK-Drive・・・等がそうだ。
この同期されるフォルダ内で自分の使いやすい構成を作れば良いと言う事だ。
クラウドによってフォルダごとアップロード出来るものと、基本的にファイルのみアップロード出来るものがある。
フォルダごとアップロード出来ない物は、ウェブでログインして階層を構築する事になる。
DropboxやK-Driveなどは、ローカルストレージにデータがあり、同期用フォルダ内でファイルを新規作成したり更新したりすると、自動でクラウドと同期がとれる。
同期中はタスクバーのアイコンが変わり、同期中である事が一目で分かりやすくなっている。
上記と違う動作をしてくれるのはSugarSyncとYahooBoxだ。
まず、SugarSyncは、同期するフォルダがローカルストレージの中から選択できるのが特徴だ。
また、YahooBoxはWindowsのアプリケーションで動作をさせると、ローカルにデータを残したまま同期される通常のクラウドの動作に加え、ローカルストレージの容量を節約するということが出来る。
この動作に設定した場合、クラウドにファイルを置いた上で、パソコンにはそのファイルへのショートカットのみが作成される事になる。
作業したいファイルをクリックすると、ダウンロードされてファイルが開く。保存すると自動でアップロードしてくれるという使い方だ。
ただ残念ながら今のところMac用のアプリケーションはなく、ブラウザでのアクセスとなる。
大まかな動作の違いを述べたが、それぞれのクラウド別に特徴を生かした実際の使い方を書いていこうと思うが、まず前提となる使用したパソコンの環境などについて次回は書く事にしよう。
(パソコンの環境へ続く)
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