WordPress導入後しておきたい初期設定
WordPress導入後にするべき5つの設定
前回までの設定でブログは公開できるようになっていますが、現時点ではSEO的にも問題があり、訪問してもらいにくい状態です。 WordPress導入後にしておきたい設定を幾つかご紹介します。
メール投稿設定
pingの設定
ディスカッションの設定
パーマリンクの設定
タイトルとキャッチフレーズの確認
設定の項目説明
まず、「WordPress」管理画面にログインします
1.メール投稿設定
左のメニューから「設定」→「投稿設定」と開きます。 メールからブログ投稿する場合、メール投稿用アドレスをここで設定しておきます。
自分または投稿を許可した人にだけ教えるようにしましょう。 メール投稿をしない場合は、ここの設定は必要ありません。
2.pingの設定
上の「投稿設定」の下の方に「更新情報サービス」という項目があります。 ここでは「ping」を設定します。
デフォルトで「http://rpc.pingomatic.com/」と入力されていますが、それ以外に幾つか登録しておきます。
ping先は、変更されて使えなくなっている場合もありますので、複数入れておくと良いと言われています。 今日時点で以下のpingは生きているようです。
http://blog.with2.net/ping.php/
http://blogsearch.google.co.jp/ping/RPC2
3.ディスカッションの設定
これは、コメントやトラックバックの受け付け方や承認の条件など、無料ブログにあるような内容と同じです。
用途によって変わると思いますので、ご自身の目的に合わせて設定してください。
もし分からない方は、最初は「投稿のデフォルト設定」の3つの項目のチェックを外しておくと、コメント欄は表示されません。
この場合記事ごとの設定でコメント欄を儲けることも出来ます。
4.パーマリンクの設定
今回もっとも重要なポイントです。
「WordPress」は、PHPによってデータベースの内容を書き出しています。
これを「動的」というのですが、この動的サイトのままでは、検索エンジンのクローラーが見つけてくれません。
「パーマリンク設定」では、これを「静的」なサイトとして表示してくれる機能があります。
この画面です
デフォルトでは一番上のラジオボタンにチェックが入っていると思います。
ブラウザのURL表示の状態を見るため、トップページから何か投稿済みのページに移動してみてください。
初期設定の場合、ブラウザのURLの表示が下のように「?p=4」となっています。
この「?」が「動的」で、SEO的に問題があります。
そこで、4つめの「数字ベース」にチェックを変えて、「変更を保存」をクリックします。
この「/arcjives/4」のように、「?」が無くなり、数字に変わり「静的化」されました。
この状態なら、クローラーが読み込んでくれます。
また、「カスタム構造」にチェックを入れて、空欄に「/%postname%/」と記述すれば、投稿記事のタイトルが表示されます。
このように、記事タイトルにした場合、SEO的には一番強力だと言われています。
しかし、WindowsのIEで見た方はお気づきでしょうが、上の画像のようになりせん。
このような表示になっているのではないでしょうか?
これは日本語(全角文字)に対応していないので、実際のURLはこの「%~%~」というわけのわからない文字列になっています。
例えば、どこかに(Twitterとか)リンクを貼るとき、URLをコピーして貼り付けますね。
今、日本語で表示されているブラウザをお使いの場合でも、実際に日本語表示の部分を、コピーして、メモ帳等に貼り付けてみてください。「%~%~」になります。
SEOに強いとはいえ、このアドレスをTwitterに貼るのは嫌ですよね。 解決方法は2つありますので、ご自身で選択してください。
1.数字ベースの表示方法を選ぶ
4つめのラジオボタンの「数字ベース」にチェックを入れて、記事を番号で表示する 「静的」なサイトとなっているので、検索対象にはなりますが、何の記事かわからないので、SEO的には弱いかも知れません。
(実際にはSEOという物自体が不明確なので結果にどのように反映されるかはわかりませんが)
2.カスタム表示にしておいて、URL短縮を利用して見やすくする
表示するときは、URL窓の「%~%~」というのさえ気にしなければ、Googleなどの検索結果には日本語で表示されます。
つまり、日本語でSEO最適化されていると考えても良いように思います。
では、Twitterなどに貼り付ける場合はどうすれば良いかという点ですが、「URL短縮」のサービスを利用します。
外国のサイトで提供している短縮サービスが、サービスサイトが突然なくなってリンクが切れたなんて話がありましたので、不安な方もいらっしゃるでしょうね。
大切なURLを他人に預けるのですから、無料の短縮サービスはHoxmoも不安はあります。
実は、短縮URLを自分で一括管理する方法もありますが、今回は趣旨が変わりますのでその話はまた後日しますね。
ということで、無料で使えるサービスを「Google」も提供していますので、HoxmoがTwitterに投稿する時はこれを使ってます。(Google無料アカウントが必要です)
GoogleのURL短縮利用手順
先ほどの、テストブログのURLで試してみます。
この日本語のURLをコピーすると・・・
このように長くなりますが・・・
Googleの短縮URL変換のサイト「http://goo.gl/」に貼り付けて変換すると
「http://goo.gl/WUHhSx」のように、短くなります。
さて、このような事を踏まえた上で、どの方法を選ぶか選択してください。
もし、「よくわからない」「難しいな」と思う方も、デフォルトでは無くて「数字ベース」に変更して使う事ようにしましょう。
決まれば「変更を保存」をクリックして確定します。
5.タイトルとキャッチフレーズの確認
WordPressを作る時に、タイトル等を記入する項目がありましたが、「後で変更できます」とお伝えしましたので、とりあえず入力下かもしれませんので、今一度確認しておきましょう。
左のメニューから、「外観」 → 「カスタマイズ」と選択すれば下の画面になり、新たなメニューが開きます。
ここで、「サイトタイトルとキャッチフレーズ」をクリックすると、入力画面が開きますので、正式な内容に入力しておきましょう。
また、この画面で背景の色や画像を入れ替えることも出来ます。
サイトベースカラーの変更
バーやアイコン、タイトル文字色の全体イメージからの変更は、「外観」→「Wplook Panel」 → 「General Settings」の 「Color scheme」のプルダウンで何色か選ぶ事ができます。
選んだ後は、画面下の「Save All changes」という青いボタンで適用しておきます。
これで、初期設定は終わりですので、記事を書いてブログを更新していきましょう。
では、次回からは、便利な使い方やSEO最適化のために、しておいたほうが良い事などをお伝えしていきます。
これからのカスタマイズを行っても、記事データはデータベースに保存されていますので問題ありません。
ただ、1点注意して頂きたいことは、今回説明した「パーマリンクの設定」は、今後二度と変えないで良いように良く検討して決めてください。
記事を多く書いて、検索クローラーにインデックスされてからパーマリンクを変えると、過去記事のリンクが切れるなど、苦労が水の泡です。
なんと、Hoxmoのこのブログを今回の企画をするにあたり、テストでパーマリンクを変えてしまったので、検索エンジンで表示される過去記事は404エラーとなり、リンクが切れてしまいました。
こんな事にならないように注意してくださいね。
結局、リンク切れのページには、検索結果からは飛べないですが「404エラー」ではなく、URLが見つからない時は「WordPressをはじめよう」のインデックスに移動するように設定して解決しましたが・・・