今日の自分を変えよう!時代と共に成長する

Hoxmoの何がいけないのか、何が問題なのかを、日々提起していく事で改善が始まる。

理由が不適切になってしまう3つの注意点

昨日話した某SEO会社の営業マンの上司から、本日またまた電話がありました。

どうもターゲットにされているらしい様ですが、昨日、伝わっていなかったと思われる、「具体的な効果の実例」というものを、上司が変わって説明してくれるようです。

話を聞いていると・・・

過去に売上が上がっていなかったECサイトが、この会社のSEO最適化によって3ヶ月から6ヶ月で売上が明らかに上がったというような内容でSEOのメリットについて

などのお話があり・・・次の会話になりました。

「Hoxmo」 一気に被リンクを貼ったら、スパム扱いされるのではないですか?

「 営業マン 」 その可能性はありますので3ヶ月に渡り少しずつ貼っていきますので、3ヶ月後には結果が出て きます。

「Hoxmo」 検索1ページ目に表示されても、クリックしてもらえるかどうかはコンテンツ次第でしょ?

「 営業マン」 確率論として3ページ以下に表示されているより、間違いなくアクセスは望めます。

「Hoxmo」 なぜ?間違いなく?って言えるのですか?

「営業マン 」 そこはお任せください。結果が出せるよう頑張りますので。

「Hoxmo」 SEOって目に見えないものですから不安なのですが、本当に任せて大丈夫なのでしょうか?

(やっとクロージングです)

「 営業マン 」 当社は『ECサイトのコンサルタント事業』もしている信頼出来る会社ですので、安心して頂いて大丈夫です。
また、当社が担当しているサイトは、すべて上位表示されており、質の良い被リンクや相互リンクを施している為、売り上げが伸びています。
お客様の売り上げが上がることが当社の信用ですから、御社のサイトも必ず売り上げが上げてみせます。

で、結果は?

ご想像の通り、丁重にお断りしておきました。

改めて断っておきますが、SEO業者が嫌いなわけでも、悪いと言っている訳でもありません。

が、しかし・・・

この会話には、見過ごせない大きな問題点が3つあります。

あなたは気づきましたか?

結論と理由はちゃんとあるのに、納得のいかない話になってしまうのは、その理由が不適切な可能性もあるのです。

 

問題点その1

「結果が出せるよう頑張ります」というのは、個人的な思いですね?
『頑張った=結果が出る』とは言えません。

「頑張ってくれるという言葉だけで、仕事を任せようか」とは、思いませんよね。

 


問題点その2

「信頼出来る会社ですので、安心して頂いて大丈夫」って?
信頼出来るのは、企業ブランド自体です。
信用があるブランドだから結果に結びつくとは限りません。

一流企業で働いているタクシードライバーでも、事故は起こす事もあります。
一流ブランドのホテルでも、一流デパートでも食品(食材)の誤表記があるようですし。

企業が一流でも、働いている人は人間なのです。
誰にだって人的ミスが発生する可能性くらいあります。

特にSEOなんて目に見えないものですし、「間違いなく」とか言い切るのはおかしくありませんか?

そんなに確実に効果があるものなのですか?

これは一回の言葉の綾ではなく、前回お話した営業マンも「結果は出せます」と言い切りが多かったのが非常に気になりました。

 

問題点その3

「当社が担当しているサイトは、すべて上位表示されており」
   ↓ ↓ ↓
「売り上げが伸びています」

 

「質の良い被リンクや相互リンクを施している為」
   ↓ ↓ ↓
「売り上げが伸びています」

 

ちょっと待って下さい!

 

『売り上げがが伸びた』のは、ECサイト運営者様の企業努力ではないのですか?

 

SEO会社がおこなったのは、

『検索結果であるECサイトを上位表示させた』と言う事であり、

ECサイトの売り上げを伸ばした』訳ではありません。

 

(そして、もうひとつあります)

 

「お客様の売り上げが上がることが当社の信用ですから」
   ↓ ↓ ↓
「御社のサイトも必ず売り上げが上げてみせます」

 

これって、因果関係が曖昧になっていると思いませんか?

 

相手は、決して悪気があったわけでもなく、騙そうとしたわけでもないと思います。

言葉の言い回し方(表現の仕方)が、自然と曖昧になってしまっているのでしょう。

お客様に対してだけ営業言葉を話そうとしても、日常の話し方の癖はつい出てしまうものです。

日常での企業内の会話で、このような曖昧な表現があれば、お互いに注意しあって治していく必要がありますね。

また、ウケウリの話や信憑性のない内容については、あまり言い切らないほうが良いのではないかと感じます。

では、話をまとめましょう。

  • 「頑張るので大丈夫」という個人的な思いを理由にしていませんか?
  • 「当社が手がけたサイトは儲かっている」から「御社も儲る」など、裏返した言い方を理由にしていませんか?
  • 「結果を出すのが信用」だから、「御社も結果が出るようにする」とか、「儲るサイトは上位表示している」から「上位表示すれば儲る」みたいに、因果関係が曖昧になっていませんか?

 

Hoxmo家の、家族の日常会話でも・・・

「◯◯ってさ、××なんだよ!」 と言い切ってしまった時、

「でも、記憶間違いかもしれないから、他人に話す場合は、ちゃんと調べなおしてからにしてね!」と、補足しておく。

 

なんて、よくあることです。