あなたは、見えないものにお金を払えますか?
SEO業者は宗教の勧誘のようなもの?
さて先日、また新しいサイトを立ち上げました。
宣伝のつもりではありませんので、固有名詞やURLは名乗らずにおきます。
独自ドメインを使用してサイトを運営されている方も多いと思いますので、
参考して頂ける内容かと思います。
また、後半に「SEO最適化で注意しなければいけない点」をお伝えします。
2か月ほど前に新しいドメインを取得しました。
ドメインの利用は最近では安価になり、
サーバーとのDNS設定もクリックひとつで完結できるほど一般化されています。
そして、1か月ほど前にサイトをテスト的に立ち上げた翌日のことです。
突然電話が掛かります。
「 △ △ 」お世話になります△△会社の◯◯と申します。
その△△会社という名前は大手企業で、パソコンでネット利用している人なら誰もが一度は聞いたことがある様な会社です。
突然の電話に戸惑いましたが、全く趣旨がわかりません。
「 △ △ 」 御社のホームページを見て電話をさせてもらっています。「Hoxmo」 はい?どちらのホームページをご覧になったのでしょうか?
「 △ △ 」 御社のホームページです。
「Hoxmo」 ユーザーの方のお問い合わせでしょうか?
とは、言ったものの、かかってきた電話の番号は名刺にも載せている訳でもなく、
御社と言われても、こちらはタダの個人なのです。 ならば、一体誰なんだろ?
実は、相手は有名な企業で、私自身もこの会社のいくつかのサービスを利用しています。
「サポート」か「売り込み」か全く趣旨がわかりませんが、
アンケートのような質問を幾つかされます。
また、相手は固定電話に掛けているのですが、
こちらは出先のために固定電話から携帯電話に転送している状態で
自分に通話料が発生している状態なので不安でなりません。
その旨をお伝えした上で、
「手短にご用件を伺えませんでしょうか」とお願いした事もあり、
30分ほど話した後、やっと本題に入ったのです。
「 △ △ 」 御社のサイトのSEO対策はどのようにされていますか?「Hoxmo」 SEO対策?ですか最適化じゃなくて?
「 △ △ 」 検索で1ページ目に表示されないと、売上は伸びません。当社にお任せいただくと『Yahoo!』や『Google』の検索で1ページに表示させます。
「Hoxmo」 1ページ目に表示されても、クリックされるかどうかは「title」や「description」の書き方で決まるのではないですか?
「 △ △ 」 でも、2ページ目以降に表示されていたら、訪問ですらしてもらえませんよ! ビッグワードでも検索上位にする自身があります。是非とも・・・
「Hoxmo」 なぜ、Googleの検索エンジンアルゴリズムが公開されていない中、言い切れるのですか?
この質問が間違いだった、相手の営業マン魂にスイッチを入れてしまったのだ!
その後、延々1時間にも及ぶ営業トークが炸裂したのでした。
サイト内リンク・・・被リンク・・・発リンク・・・相互リンク・・・
要するにGoogleが公開しているSEOに関する情報の羅列にしか過ぎないのです。
営業さんのお話をお聞きしていて感じた事は、
「宗教の勧誘」のようで「お祓い」のような、目に見えないものに投資をするというイメージです。
結局2時間ほど話をした後、「お願いする場合はこちらから連絡します」と言う事で、やっと開放してもらえたのです。
なのに!
また昨夜!!「その後いかがですか」の電話が1時間ほど・・・
あまり需要がないのか、先方も元気がありません。
相手も仕事なので仕方ありませんが、
携帯に転送で話していると分かっていて長電話は迷惑ですね。
携帯電話への転送サービス利用が、合計3時間以上ですから1万円ほどの損害です!
さて、それでは話をまとめてみましょう。
業者側の敗因は何処にあったのか!
何が目的で電話をしてきたのか
それを導入することでのメリットは何か
もし導入しなければどのようなリスクがあるのか
具体的な効果の実例
料金
今回のSEO業者との話で、4番めの「具体的な効果の実例」が明確でなかった為に、お互いの貴重な時間を無駄に費やしてしまったという事です。
グダグダな話では、「時間を費やして市場を潰しているだけ」という、
全く意味のない仕事になってしまいます。
「簡潔かつ明瞭」に話を進めていれば、契約に結びついていたのかもしれません。?
まぁ、それは相手も同じ業界の大手なので、こちらも強く断れなかったという事もあるので目をつぶるとして・・・
SEOに関しては多くの説があるようですね。
アルゴリズムの公開は今後もされないでしょうが、私達は多くの資料を元に推測される内容でサイトを構築していかなくてはいけません。
SEO最適化で注意しなければいけない点
ハミングバードは、ペンギンやパンダを含む以前のアルゴリズムと同じパーツを一部継続はしているものの、新しいアルゴリズムとして導入されているようですね。
実態がどのようなものかは本文が英語というこ事もあり、少しづつしか理解が進まないのは止む終えません。
溢れている言葉の中で気になる点があります。
個人的な意見かも知れませんが、「SEO最適化」なら理解できるのですが、「SEO対策」という言い方は間違っているように思えます。
Googleはインターネットユーザーが「便利で快適」に「検索」を行えるよう企業努力をしてくれています。
故意的にサイト運営者とは関係のないところで膨大な数のサテライトサイトを構築し、故意的な被リンクを送ることが本当の意味で「質の良い被リンク」を送ることになるのでしょうか?
この被リンクの効力がどの程度あるのかわかりませんが、もし効力の強いものだとしたら、次の問題が起こります。
SEO業者により数百もの被リンクが付けられる
被リンクにより価値の高いサイトとみなされる
結果が思わしくなくてSEO業者との契約を解除する
長期間に渡り構築してきた被リンクが一気に解除される
運営しているサイトは、価値がないと判断され検索圏外と押し出される
<これは、ウェブマスター向け公式ブログの記事のスクリーンショットです。>
検索キーワードは簡単に変える事が出来なくなります。
自分が個人で運営している場合は、
労力さえ惜しまなければ記事の内容に合わせて「話題性の高い」ものに変えたり
「ページごとに設定する」ことが出来ますが、
業者に依頼する場合は契約時にキーワードを決めておくか、
変更の場合はオプションとして扱われるケースも有るようです。
コンセプトを決めた、企業のサイトなどには向いているかもしれませんね。
ここまで毒舌していてなんですが、SEO業者が悪いといっていう訳ではありません。
宗教を信仰するのが自由のように、SEO業者に最適化を依頼するのも自由です。
問題は、依頼する側の「期待」に、
提供する側の「結果」が伴うかどうかと言う事が重要なのです。
個人でサイトを運営している方など、ご自身でも確認できる範囲でSEOについて充分理解しておきましょう。
<グーグルの公式サイトのリンクです>
「Google 検索エンジン最適化スターターガイド」(PDFです)